柿のお話
そうそう、柿のお話。(もういいよ、と聞こえてきそうですが・・・)
夏が終わってしまったと嘆き悲しんでいたのだが、最近では1つ楽しみを見つけた。それは 柿 である。柿が店頭に並んでいるのを見てとても幸せな気持ちになる。そして食べるともっと幸せな気持ちになる。
そう、私はとても柿が好きなのだ。
寒くなると何だか食べ物が美味しく感じる。世間では 食欲の秋 と言うが、昔の人も寒くなってきて冬ごもりで家で過ごすにあたり” 食べる ” ということに楽しみを見出したのだろうか。昔も今も人間の本質的な欲求は変わらないのだ。
が、しかし私以外の家族はみんな柿が嫌いである。なので私は独り占めして柿を食べられるのだ。夜な夜な柿をむいて恐らく膨大に含まれているであろう糖分を恐れながらも腐らせては柿と生産者の方に申し訳ないとせっせと食べる。
全ての柿を食べ尽くした私はまた 特売 と書かれた柿をせっせと買い込んで秋の夜長を楽しむ。主人は早速柿を見つけて『また柿買ってるやん』と言っていた。一応見え難い所にしまったはずなのだが。苦手意識とは時に野生的な勘を働かせるのだろうか、と驚いてしまった。
そして性懲りも無く『柿食べる?』とお誘いして断られるのだけれど…
やっぱりかー