毎日いいなって思えたらいいな

読んで何となく心地よくなるようなブログ

20年目のアラキさん

ふ、ふ、ふ、ふ、震えた。

 

久々のこの感覚に。

 

やっぱり好きなんだ、体から、心から、全てがよろこんでいる。

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コーネリアスのライブに行ってきた。ライブといえばかれこれ3年ぶりくらいになるかもしれない。子供が生まれてからはめっきり行けなくなり、遠ざかってしまっていた。でも再び戻ってきた!

さて、このタイトルでコーネリアスのライブに結びつく人はそうそう居ないだろう。いたらハイタッチして握手を交わしたい‼︎  だがタイトルにしたいくらいアラキさんのドラムに惹きつけられたライブなのだった。

 

コーネリアスのライブと言えば演奏と映像のシンクロである。エモーショナルな中にも緊張感と爆発力がある。泥臭いロックバンドのライブも好きなのだが、コーネリアスの都会的で建設的なライブも月並みな表現ではあるがとてもかっこよかった。そんな緊張感の漂う演奏を陰ながら支えているのはやはり20年目のアラキさんが刻む確実なリズムのお陰ではないだろうか。

 

オープニングはもちろんコーネリアスの定番、白幕越しの演出である。シルエットだけで登場するメンバー、ライティングの演出で一人一人クローズアップされる。映像、音、映像、音、映像、音、、、、、幕がとれてコーネリアス登場ーーーーーカッコよすぎるやろーーーーー思わず口を押さえてしまう。声にならない感動だ。会場の盛り上がりは最高潮。ステージ向かって左からキーボードギター、ドラム、ボーカルギター、ベースコーラスの4人が登場〜新曲から古い曲まで色々やってくれました!(一度書いたんだけど、ツアーも続くのでセットリストは省略しときます。)新曲から有名どころや懐かしい曲も。本当に素晴らしい時間をありがとうー!

 

アンコールでメンバー紹介、新メンバーのベース、バッファロードウター25年目のベテラン大野さんの加入、ドラムのアラキさんは前述した通り20年目、堀江さんは25年目??とりあえず皆んな超ベテランさん!!大野さんを省けば、コーネリアスとしてかなり長いことになる。バンドなら方向性の違いなどで色々ありそうなものなのに凄い話である。それもあってこの完璧な演奏なのか!!と納得。熟年夫婦のように言わなくても分かる空気感みたいなものがあるのかと想像してみた。私は今のところ社会人としても14年目くらいの中堅どころで、あと10年同じことを同じ場所でやり続けられるかわからないけれど、もしやり遂げられたとしたら小さくても何かを極められているのかなぁーなんて恐れ多い事を思った。

 

最後のジャムセッションでギターのアンプが壊れるハプニングがあり演奏が中断、その時、小山田圭吾さんが『もう1回最初からやろっか』と言ったのが印象的だった。こんな事どうってことないよ、とサラッと流す大人な感じがとても好感が持てた。(え??一曲目から??と言おうと思ったがやめておいた。小心者である。)

 

 

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演奏が全て終了、4人がステージ前に出てきて挨拶をしたとき、あの20年目のアラキさんがスカートだった事に妙に反応してしまったのは私だけだろうか・・・・そのギャップがますます素敵だなぁーと思ったのだった。