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何だか良かった運動会2017

先日は私立のマンモス幼稚園の運動会に行ってきたのだが、今回は延期になっていたうちの娘と息子が通う公立の保育所の運動会へ行ってきた。市立と公立の違い、保育所と幼稚園の違い、各々の差は大きい。さらに両者が重なった場合の差といったら本当にすさまじい事になる。フットの後藤に言わせれば    "高低差ありすぎて耳キーーーーーーンなるわ!"   である。

 

言い出したらきりがないのだが、私が考える一番大きな違いは”教育という要素が入るか入らないか”である。(保育所厚生労働省 幼稚園⇒文部科学省)※以下私の個人的な主観

 

 保育所はあくまでも保育をする場である。なので教育は一切しない。ひらがななど聞かれれば教える   といったレベルである。運動会や発表会などの行事になるとその差は歴然である。保育所でも(ありがたいことに)一応は行事としてやってもらえるのだけれど、完成度は低い  。あくまでも保育の延長であり、体や心の成長を日頃の遊びを通して発表する場という位置づけなのだから致し方ない。予算的にも出来る事に随分差があるようだ。具体的に挙げると、姪っ子の私立幼稚園では年長組による"鼓笛隊"がある。幼稚園では割とどこでもやっている鼓笛隊、運動会の見せ所となる演目だ。衣装も立派で楽器もパフォーマンスも本格的、いっぱい練習したんだろうな、と感じさせる出来栄えである。それを4曲くらい演奏していた。先生の力の入れようが見て取れる。でもわが保育所ではタンバリンみたいな手持ちの小さな太鼓をもって沖縄民謡に合わせて踊るくらいのものだ。衣装も簡単な羽織りもので、サイズ感があっていない子も多くチグハグな印象。まぁ見た目は良しとしても見せ所である太鼓が驚くほど揃わない。皆んなで   ぽん!の所が   ポコポコポコポコ???ポコ…?  という具合だ。ん??という空気が保護者間で広がった。始まる前に先生に  ”温かい目で見守ってあげてください”  と言われた意味をここで理解する。"自由でいいなぁー"と先生も保護者も苦笑である。

 

しかし、声を大にして言いたい!

いい所もたくさんある!

あえて挙げるとするならば以下、

 

①一人ひとりに手厚く接してくれる。愛情たっぷり注いでくれる。

である。幼稚園と比べて人数が少ないので1人1人に手厚い。また、公立だからか保育士の年齢層が高め。お婆ちゃんに大切に育ててもらっているという印象。みんな自身の子育て経験もある方たちばかりで安心感がある。私がこの保育所を選んだ一番の理由。

  

②手作り感!(予算がないからなんだ!)自分たちで工夫して作ればいい!牛乳パックとペットボトル、ゴミ袋があれば大抵のものは作れる!

である。掲示板に家庭でいらなくなったシーツやトイレットペーパーの芯など資材の寄付をお願いする貼り紙をよく目にする。ある物で作る!その精神は非常に共感できる。今回も自分たちで染めたバンダナや、先生が作ったゴミ袋怪獣、牛乳パックで作った0歳児をのせてひっぱる椅子や竹馬の踏み台など様々な手作り品が運動会の随所に登場した。運動会最後に園児に渡される金メダルももちろん手作り。先生からのコメントと保護者からのコメント、手書きの似顔絵入りである。折り紙と厚紙で作られたぐにゃぐにゃなメダルだけれど、子供たちはとても嬉しそうだった。

 

 

そんな保育所の運動会2017は笑いと涙の運動会だった。先ほどの手作りのゴミ袋怪獣は雑な所がかえって怖さを倍増させるのか、なかなかの迫力。(実際には火は吹きません)  先生が演じる氷の女王も布を体に巻きつけた怪しい変装の先生の演技力が光った。保護者と園児から笑いが出るくらいの盛り上がり。(実際には光線は出ていません) 

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我が家の子供達も魚になったりカエルになったり楽しそうに元気に走り回る。ただそれを見るだけでも目頭が熱くなる…最後に年長さんによる竹馬で大号泣。1人ずつ竹馬を披露、その際担任の先生が一人一人の練習のエピソードを涙ながらに語る。そうやったんかーーー!とオバハン涙が止まらず。この先生のコメントがあったからか最後までマンネリ化せず、会場が一丸となった熱い応援にも繋がったのかなと涙ながらに思った。幼稚園の完成された運動会には程遠いが、これはこれでしっかりと心に刻まれた運動会になったと思う。

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来年我が子がこれをする…

私、精神が崩壊してしまうかもしれません。

 

 

 

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