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余白

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私は余白が好きだ。

 

空間的な余白、デザイン的な余白、人格的な余白、計画の余白、ファッションの余白。随分と時間はかかったものの、自分の中の確信的な余白が徐々に築けてきたように思う。

余白とは”何もない状態"なのだが、意図的な余白には確かな存在感や独特の空気感がそこには漂っている。自分から発信する時、何かを作り出す時、特に余白を意識する。この空気感伝わってくれーと願っているのかもしれない。

 

あとは受け入れるための余白、自分以外のものが入れる余白。外見は "付け入る隙が無い"と良く言われるのだが、中身は割と愉快な方だとは思う。というか愉快に生きたいと願っている。自分の理想はもちろんあるがそればかりに囚われすぎると色んな意味で面白くないと思えてきた。若い頃は自分の理想を実現するために周りの意見は排除し、熱意だけでねじ伏せてきたのである。若気の至り  と笑ってくれれば幸いだが…(本当に関係者の方々にはお詫び申し上げたい。)でも今では余白、心の余地を作るよう心がけられるようになってきた。それは子供を持ったからかもしれない。ある日突然母になり、その時点で私の体も心も受け皿になった。ズカズカ訳のわからないモノが24時間365日入ってきて掻き乱していく。最初は辛くて辛くて逃げ出したいときもあった。でも私の意識など関係なしに入ってくるのだ。そのスパルタ環境のおかげか、知らない間に私も変わっていった。常識なんて通用しない。あー受け入れるしかないんだな、待ってあげればいいんだなって。社会復帰したとき 『なんか変わったね』と良く言われた。その時は良く分からなかったけれど、勝手に良い風にとって、私の中にいい意味で余白ができたんだと思っている。

 

 

空っぽだったお腹が大好きな玉子と白バラコーヒーでパンパンに満たされて、ここにも余白が必要だな、と苦笑してしまった。

 

 


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