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シカのトラウマ

 奈良公園に家族で出かけた時のお話。
私は息子が乗ったベビーカーをのほほん太郎で押していた。すると鹿がこちら向かってくる。私には関係ないと思っていたら、なんと関係あったみたい。
 
 
というか関係大ありである。
 
 
こちらに向かって突進してくる鹿ちゃん。ベビーカーの持ち手にひっかかっている息子のおにぎりが入ったビニール袋をくわえグイングイン引っ張りまわしてくるではないか。ものすごい力である。そして鹿の歯は意外とデカい!そんなデカい歯と凄い力で引っ張られひっくり返りそうなベビーカーを必死の形相で支える私。
 
 
 
なにおう!!!この無礼な鹿め!!!!息子の大切な握り飯、渡してなるものか!!!!!
 
 
と反撃に出るわけがない。
 
 
 
私は必死でおにぎりを鹿に献上しようと袋をフックから外しにかかる。こんな時に限ってビニール袋の上にカバンやら水筒やら色々引っかかってんの。
 
 
ちょいとお待ちよ、鹿さん!!!
握り飯はあんたのもんだから!!!(心の叫び)
 
 
が、鹿は待ってはくれない。なかなか取れない事に苛立ち今にも私に蹴りを食らわせそうな勢いである。こんな一大事に旦那ちゃんは一体何をしておるのだ!と探すと、遠くの方で娘と二人で楽しそうに鹿せんべいを鹿にやっている。
 
何てことだ!鹿はせんべいなんてもう食べ飽きてるんだ!現に今おにぎりを奪わんと襲い掛かってきているんだよー!!!助けてくれーーー
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何とかビニール袋をフックから外すと鹿はそれをくわえてとっとと行ってしまった。ちなみに気になるおにぎりの中身は昆布であった。
 
 
ビビったーーー(-。-;
 
 
 
可愛い黒い瞳のバンビちゃんではなかった。完全にあなどってたーーーーあの可愛い瞳に騙されたーーーー
 
 
 
 これが私のシカのトラウマである。
 
 
 
 
 ちなみにトラウマについてちょびっと調べてみると
トラウマの語源はギリシャ語  "trauma"(傷)でそのまま【外傷】という単語だったらしい。それが19世紀に【外部から付けられた心の傷】と意味する比喩表現としてフランスで取り入れられ、さらに英語圏で心的外傷として体系化されていった。
大半の日本人にとっては、【又聞きを繰り返して伝わってきたばかりの外来語として広まった】のであり、その手の言葉にありがちな様に、本来の意味を理解してたうえで使われてきたとは言えない単語である。
 
 
なんと!虎さんと馬さんは全くの無関係!!
鹿さんと虎さんと馬さんが揃って
 
 
言葉のサファリパークやんかいさーーー
 
 
と何となくニヤリとしていたのはお門違いでございました!