毎日いいなって思えたらいいな

読んで何となく心地よくなるようなブログ

刻一刻と

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気づけばもう秋だ。

 

 

 

うちには猫が二匹いる。名前はタマとマルコ(両方♀)。最近我が家の猫たちの居場所が変わってきた。猫は気持ちのいい場所を探す達人(猫)である。夏の間は見向きもしなかった二階の毛布がひいてある猫カゴが最近のマルコのポジション。そこから見える窓越しの鳥が飛んで行く様を眺めるのがお気に入りのようだ。夏場の二階は灼熱地獄と化す。なのでタマとマルコは昼間はほぼ一階で過ごす。そして私が夕方帰宅するとちゃんと玄関までお出迎えにきてくれる。が最近は二階に居場所を移し、気持ちが良いからか眠りも深くなってきてるのであろう、お出迎えがめっきりなくなってしまった。まったく寂しいものである。私が二階まで行き『ただいま帰りました』と帰宅した事を告げるのが日課となっている。

 

 

猫を見習ってではないが、私もお気に入りの場所を見つけた。

15分早く家を出て天気の良い日はそこでボーっとすることになっている。朝の通勤時間ともあり、さすがにボーっとしている人なんか他にはいない。みんな足早に通り過ぎていく。

そこは最近都市計画により開発整備された川沿いの広場の中にあり、なぜか直径1メートルくらいのステージのようになっていて、5段くらいの階段を上がる作りだ。囲いもないので、誰が使っても良い場所だと思うのだが…他より一段高いその場所に座ってボーっとするのが楽しみの一つになっている。どういう意図でこのステージを作ったのか不明であるが、ピンコロ石が敷き詰めてあったりとそれなりのこだわりを持って作られた感じが漂うこの場所を(間違いなくボーーっとするための場所ではなさそうである)作ってくれた設計者に感謝である。ステージまでの勾配部分の一部が芝生になっていてスズメが寄ってくる。『スズメってこんな近くにきてくれるもんなんだなー』とかどうでもいい事を思った。

ここでの15分間は今の私の生活の中で唯一ひとりになれる貴重な場所となっている。

 

 

寒くなったらまた違う心地よい場所を探してみよう。

猫たちと同じように。

 

 


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