ポ~ニョポニョポニョ
私はジブリが大好きで幼い頃から何度も繰り返し見てきた。今もなお飽きることなく見る事が出来るし、見たいと思う。完全なる私の影響から必然的に子供たちも見せられる事になり、子供たちも大好きである。なぜジブリがこんなに好きなのか…ここでひとつ私とジブリを振り返ってみると…
私とジブリの関連性を時系列と共に考える
幼少期に出会った作品
●天空の城ラピュタ(1986)
●魔女の宅急便(1989)
●となりのトトロ(1988)
もう鉄板ですね。今もなお色褪せる事なくジブリの代表作として君臨。もちろん私の子供たちにも見せている。私の視聴回数アベレージ100はいく名作の数々。子供心をくすぐる冒険、ファンタジー作品達。
大人になってから見てはまった作品
●コクリコ坂から(2011)
●もののけ姫(1997)
●千と千尋の神隠し(2001)
●借り暮らしのアリエッティ(2010)
●耳をすませば(1995)
●紅の豚(1992)
●ハウルの動く城(2004)
●風たちぬ(2013)
幼少期から随分と間は空くのだが、ジブリ熱が再開したのは子供を産んだ年になる。というのも青年期は音楽や遊びに忙しく、大人になってからは仕事と音楽ばかりで家にいるといことはほぼない生活に。正直ゆっくり映画を観るなんて機会は無いに等しい生活をしていた。ところが結婚し、子供を産んで"育休"なるものを頂き家に居る生活が始まったのだ。そこで再びジブリ熱が再開。"コクリコ坂から"は長女が生まれてからほぼ毎日見た。冒頭の朝ごはんのシーンなどは何時間でも見ていられる。あと音楽が素晴らしい。サントラもゲットして良く聞いている。とにかく毎日見た思い出に残る作品。
で、ここでひとつずっと抱えている疑問が・・・大人になってから見た作品であまりはまらないものがあった。それが”崖の上のポニョ(2008)"である。何度観てもなぜかはまらない。子供に『何がみたい??』と聞き『ポニョーーー』と返答があった際は心の中で ”えーーぽにょなのーーートトロにしようよーーー” と思ってしまうときがあるくらいである。それは何故か。自分でも心の中でひっかかる。でふと思ったのが、”自分が子供じゃないからではないだろうか??”という答え。もし子供の感性でポニョを観ていたとしたら、確実に好きな作品として心に刻みこまれたのではないだろうか。トトロも子供のころ出会わなければここまでトトロを愛せていなかったのではないだろうか。私の頭と感性はずっぽり大人の凝り固まった鈍い頭になってしまったがために、あの作品の良さを理解しきれていないのではないか?コクリコにあんなにハマったのは大人の感性に響く要素があったからではないか?建物、生活感、音楽、そういった要素に惹かれたからではないのか。
子供たちは夢中になってポニョを観ている。
きっとこの子達にとってこの作品は私が子供のころに見たジブリ作品のようにキラキラしていて、大人になっても純粋に愛せる作品になるんだろうなーーーなんて思った。子供の頃の好きはいつまでも好きなままだ。だから子供の内に沢山の "好き" を作ってほしいと願っている。私の先入観や個人の価値観なく、好きを見つけるキッカケ作りのお手伝いをしてやりたいな。なかなか難しいけれど…
娘はミスドの景品で貰ったいつもの毛布をチュッチュしながら、息子は何を思って何を感じているのかハテナだが、それは真剣に見ている。その横でマルコが丸くなって寝ている。そんな家族の風景を観ながら妙に納得してしまった。
最近色々な気づきがあってすごいなーーー